1、2号機排気筒頂部、9割切断も難航続く 福島第一原発

 東京電力は8月31日、福島第一原発1、2号機原子炉建屋のそばに立つ排気筒(高さ120メートル)の解体作業を続けた。筒本体の頂部を輪切りにする作業は、前日から夜通しで全周の9割ほどまで進んだが、残り部分は筒の重みがかかり、回転のこぎりの切れ味が鈍って難航している。
 切れ目が入った輪切り部分は強度不足で危険な状態のため、東電は可能な限り早く切断を終えたいとしている。
 ただ、この日は途中で通信トラブルが発生し、4セット用意した回転のこぎりも、摩耗していないのは1セットのみに。限られた手段で頂部の切り離しができるのか、予断を許さない状況が続く。

切断作業が難航する福島第一原発1、2号機排気筒=8月31日午後6時43分、福島県大熊町から望遠レンズで撮影

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