ずれ落ちた1号機原子炉上部のふた、ロボット調査へ

 東京電力は7月下旬から、福島第一原発1号機の原子炉格納容器上部にあるコンクリート製ふたの状況を、遠隔操作のロボットを使って調査する。ふたは原子炉建屋の最上階の床面にあり、直径約12メートル、重さ約520トン、円形で3枚重ね。事故時の水素爆発で、一番下はずれ落ち、上の2段は持ち上がった状況にある。ロボットを隙間から入れて、カメラをつり下ろしてずれの状況を撮影し、放射線量も測定する。
 2017年2月の調査では、ふたの隙間で最大毎時460ミリシーベルトと、人が近づけないレベルの放射線量を確認した。建屋最上階にある使用済み核燃料プールから核燃料を取り出すためには、ふたを元に戻すか、別の方法で遮蔽(しゃへい)するか対策が必要となる。

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